1 事業目的

我が国は、世界に例をみないスピードで高齢化が進行しています。今後、総人口が減少するなかで、高齢者の人口に占める割合は上昇を続け、2055年には40.5%に達し、2.5人に1人が65歳以上となることが予測されています。

国と同様に、神奈川県においても急速に高齢化が進展しており、要介護高齢者も増加し続けています。こうした背景のなかで、前々から地域における介護・医療システムのあり方が問われていました。また、介護現場においては、人材を取り巻く様々な課題がクローズアップされており、良質な介護サービスの充実に向けた取り組みが求められていました。

このような背景から、介護分野の課題解決に向けて、ロボット関連技術などの先端技術を活かす試みが重要な課題となっていました。そこで、平成22年度に「ロボット導入が介護分野の課題解決になるのでは?」との仮説を検証するために、神奈川県から事業の受託をしました。これが、わたしたち公益社団法人かながわ福祉サービス振興会が介護ロボット普及推進事業に取り組み始めたキッカケでした。当事業では、「介護分野が抱える様々な問題解決」と「新産業の育成」の2つを目的に掲げ活動しております。


2 事業概要・内容

平成22年から、今日に至るまで、主に3つの活動に取り組んできました。
1)介護ロボットの試験導入と評価、2)介護ロボットの普及推進活動、および3)介護ロボットの普及推進活動、となります。

(1)介護ロボットの試験導入と評価
1つ目は、介護ロボットを県内施設に試験導入し評価をするための「介護ロボットの試験導入」です。この取り組みでは、介護者・被介護者のロボット使用の主観や有効性、それに介護業務の負担軽減などの評価を行ってきました。

これまで複数機種のロボットを施設に導入した結果、「単に導入するだけ」ではなく、ロボット利用の方法や効果的な介護者の関わりなど「誰に対してどのように使うか」の運用技術が重要であると認識しました。

そこで、平成25年度事業では、認知症などの精神症状を有する方に有効性が期待されるアザラシ型のメンタルコミットロボット『パロ』を適切に使用できる者(パロハンドラー)を育成するため、開発者や介護現場で『パロ』を活用している施設のスタッフの方々などをお招きして、セミナー(研修会)を開催して、セミナー終了者(事業者)にはパロを短期間無償貸与しています。

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(2)介護ロボットに関するマーケットリサーチ
2つ目は、介護ロボットに関するマーケットリサーチです。介護スタッフのロボットに対する意識調査を行うために、アンケート調査を行ってきました。また、介護スタッフ及び経営層を対象に訪問ヒアリング調査を実施しました。

(3)介護ロボットの普及推進活動
3つ目は、介護ロボットの普及推進活動です。平成22年度より介護ロボットの普及推進活動の一環として、積極的にマーケティング活動を行っております。イベントを開催したり、HPなどを通じて情報発信しております。例えば、事業説明会の開催(年に1回ほど開催)、シンポジウムの開催(年に3回ほど開催)、国際ロボット展での発表(2011年11月)、「かながわ未来フォーラム」福祉・介護ロボットシンポジウムなど、様々な機会を通じてイベントを企画してきました。

また、新聞、雑誌、テレビを含め、これまでに少なくても計40回以上はメディアに取り上げられました。

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3 お問合せ先
介護ロボット推進課
TEL:045-662-9538
FAX:045-671-0295
メール: