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第1回かながわ福祉サービス大賞 報告

 

1 目的
神奈川県内の高齢福祉サービス事業や障害福祉サービス事業所は、
サービスの質の向上や職員の育成、利用者満足の向上を目指して、アイディアを出し合い、
創造的な取り組みを行っています。
しかしながら、その取り組みが広く一般市民に向けて公開され、周知されているとは言い難い現状があります。
そこで、より良い福祉社会の創造に向け、介護や福祉事業所全体で業務改善に取り組み、
人材育成やサービス改善に結びつけた先進的な取組事例を広く公表するとともに
優れた取り組みをしている事業所を顕彰することを目的として、
「第1回かながわ福祉サービス大賞~福祉の未来を拓く先進事例発表会~」を開催しました。

2 概要
(1)主催
公益社団法人かながわ福祉サービス振興会
(2)日時
平成24年11月6日(火)10:20~16:00
(3)会場
戸塚公会堂(〒244-0003 横浜市戸塚区戸塚町127番地 戸塚センター内)
(4)参加者数
225名
(5)参加対象者
介護事業所の経営者及び職員。障害福祉や医療施設の経営者および職員
(管理者、ケアマネジャー、介護職員、看護職員、公務員、学生等)
介護サービスの利用を検討している方、興味がある方
(6)参加費
一般:1,500円 会員等:無料
(7)大会長
板橋 悟    公益社団法人かながわ福祉サービス振興会理事長
(8)座長
  山崎 泰彦 氏 神奈川県立保健福祉大学名誉教授
(9)審査委員 
深谷 昌弘   当振興会 副理事長
瀬戸 恒彦   同 専務理事
延命 政之   同 常務理事(審査委員長)
小川 泰子   同 常務理事
鴇田 要一   同 常務理事

(10)発表テーマ
  福祉サービスの質の向上に関する事例
例:組織体制・経営品質向上に関すること
  人材育成・就業環境整備に関すること
  サービスの質向上に関すること
  利用者本位の姿勢、利用者主権に関すること
  リスクマネジメントに関すること
  情報提供・地域連携の推進に関すること など

3 内容
◆開会式
 開会宣言 かながわ福祉サービス大賞 実行委員長 小川 泰子

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 来賓挨拶 神奈川県保健福祉局 局長 菊池 善信 氏

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◆事例発表
座長 神奈川県立保健福祉大学名誉教授 山崎 泰彦 氏

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応募全17事業所の中から予備選考を通過した7事業所の方に当日発表していただきました。
いずれもアイディアに富んだ事例発表で、高齢分野のほか障害分野の発表もあり、
普段あまり触れる機会のないサービスの現状を知る機会ともなりました。

▼第1回かながわ福祉サービス大賞~福祉の未来を拓く先進事例発表会~抄録冊子全文
下記のリンクから、抄録冊子全文をダウンロードできます。

 抄録冊子全文(PDF: 3,40MB)


発表演題
 ・「特養併設の通所介護における倶楽部活動の展開」
ふれあいの森デイサービス 成田 慎一氏
・「被介護者ではなく地域資源としてのお年寄、たくさんいます!」
あおいけあ 加藤 忠相氏
・「「認知症ケア」~先入観を捨てたケアの取組み~」
ニチイケアセンター湘南銀河 山﨑 径代氏
・「共に楽しく生きる」
特定非営利活動法人PWL 箕輪 一美 氏
・「サービスを提供する側の心得 ソーレ愛の12か条」
ソーレ平塚 小原 一洋 氏
・「介護のプロとしての認知症のケア 夜間せん妄によるBPSDの改善により笑顔を取り戻したご夫妻」
介護付有料老人ホームすいとぴー三ツ境 及川 かおる 氏
・「利用者と職員が共に成長できる就労支援サービスの取り組み」
多機能型事業所あみ 神﨑 寛明 氏

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◆記念講演
 テーマ「当事者主催の福祉社会へ」
 講師 東京大学名誉教授 上野千鶴子 氏

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「おひとりさまの老後」などでおなじみの上野先生には、当事者主権をテーマにご講演頂きました。当事者主権であるためには「介護される側の心得」が必要とのお話が印象に残りました。会場でも大きくうなずく方の姿が見られました。

◆発表及び講評
 延命法律事務所 所長 弁護士
日本弁護士連合会 高齢社会対策本部事務局長 延命 政之 氏

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審査委員長より、当日発表7事業所と、書面発表11事業所について、講評がありました。
大賞の「おたがいさん」については「高齢者を地域資源と捉え、
子どもとの連携を通じてコミュニティ自体を作り替えるという発想が斬新」との評価でした。

各賞の選考方法
審査委員5名(各事業所を100点満点で採点)と参加者票(1人10点(5点×2)を投票)の合計得点で選考
1位:かながわ福祉サービス大賞
2位:優秀賞
3~7位:入賞

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◆表彰式
(1)かながわ福祉サービス大賞
「被介護者ではなく地域資源としてのお年寄、たくさん!」
小規模多機能型居宅介護おたがいさん 加藤 忠相氏
※地域のコミュニティづくりの活動、地域の子供との交流、高齢者の生きがいづくりなどが高く評価されました。
審査員票、参加者票共に1位でした。
かながわ福祉サービス振興会理事長より大賞のトロフィーと賞状、副賞が授与されました。

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(2)優秀賞
「共に楽しく生きる」
障害者グループホームケアホーム PWL 箕輪 一美 氏
※ご利用者と地域の人とのテニスを通じての交流、地域でのボランティア活動、利用者が人生を楽しむための取り組みが評価されました。
かながわ福祉サービス振興会理事長より優秀賞の楯と賞状が授与されました。

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(3)入賞
「特養併設の通所介護における倶楽部活動の展開」
ふれあいの森デイサービス 成田 慎一 氏
「「認知症ケア」~先入観を捨てたケアの取組み~」
ニチイケアセンター湘南銀河 山﨑 径代 氏
「サービスを提供する側の心得 ソーレ愛の12か条」
ソーレ平塚 小原 一洋 氏
「介護のプロとしての認知症のケア 夜間せん妄によるBPSDの改善により
笑顔を取り戻したご夫妻」
介護付有料老人ホームすいとぴー三ツ境 及川 かおる 氏
「利用者と職員が共に成長できる就労支援サービスの取り組み」
多機能型事業所あみ 神﨑 寛明 氏

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◆閉会式
 閉会挨拶 公益社団法人かながわ福祉サービス振興会
副理事長 深谷 昌弘

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地域作業所出店


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協賛ブース

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事例発表会当日は、横浜市内の障害者地域作業所の方に出店をして頂きました。
品物は小物類の他、クッキーやマドレーヌ、プリンなどのお菓子。
また、今大会に協賛を頂いた㈱イーエヌ大塚製薬様は、摂食回復支援食「あいーと」の試食ブースを出展して下さいました。
 

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