かながわ福祉ビジョン2040(創立25周年記念事業)
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1 総務省統計局「統計トピックス No.119 統計が語る平成のあゆみ」 2 総務省「令和 2 年版情報通信白書-都市部への人口集中」 3 神奈川県「神奈川県人口統計調査(月報) 令和3年~4 年」 1.日本と神奈川県の人口はどのように推移していくのか 日本の総人口は、2008 年の約 1 億 2,808 万人をピークに減少へと転じました 1。すでに、0~14 歳の人口は 1980 年代から、15~64 歳の人口は 1995 年以降減少に転じています。図 1-1-1など、総務省を始め国が示す資料によれば、総人口が明らかに減少へと転じた 2011 年以降は、「本格的な人口減少社会」と呼ばれています。ただ、人口推移を年齢別にみていくと、65 歳以上の高齢者人口は、現在も増加中です。そのため、日本の高齢化率は、間もなく 30%に達し、現在の推計では、今後 50 年間で 40%近くに達すると見込まれています。 しかし、増え続ける高齢者人口も、65~74 歳と 75 歳以上とでピークアウトの時期が異なるものの、2040 年代には減少に転じると見込まれています。つまり、あらゆる世代で人口が減少するのが 2040 年代なのです。もちろん、この傾向には地域差が生じると予測されています。日本の総人口の約3割 2が集中する東京圏では、他の地域とは異なる人口の推移が進むと見込まれています。 私たちが暮らす神奈川県の人口はどのように推移していくのでしょうか。神奈川県の総人口は、2021 年に約 924 万人にのぼり、これを境にピークアウトを迎えたとみられています 3。 第第11章章 22004400年年のの日日本本、、そそししてて神神奈奈川川県県のの姿姿 - 12 -図図 11--11--11 日日本本のの総総人人口口とと高高齢齢化化率率のの推推移移 出典:内閣府「令和3年版高齢社会白書」より作成

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