社社会会福福祉祉法法人人佛佛子子園園 理理事事長長 雄雄谷谷 良良成成ささんん hhttttpp::////sshhaarree--kkaannaazzaawwaa..ccoomm// - 71 -「社会福祉法人佛子園」は、石川県を中心に、高齢者、障害者、児童向けに福祉サービスを展開しています。そのほか、地域の人も利用できるレストランやスポーツジム、温浴施設、そして、学生のための賃貸住宅など、老若男女障害のあるなしにかかわらず、地域に暮らすあらゆる人々が利用し、集う場を提供しています。 理事長である雄谷良成さんは、青年海外協力隊、新聞記者という経歴を持ち、僧侶だった祖父が創設した佛子園を引き継ぎ、隣人同士がつながり合い助け合うコミュニティを地元に築きました。金沢市内にある「Share金沢」は、各種福祉サービス事業所と、障害者の働く場でもある店舗や温浴施設、学生向けの住宅などが集結した一つの「街」です。法人のスタッフ以外に、Share金沢の住人達も街の運営に携わっています。その特徴は、「ごちゃまぜ」。 さらに、Share金沢のような街を県内に増やすべく、障害者のグループホームやサービス付き高齢者向け住宅などを核としたコミュニティを県内に点在させる「B‘sプロジェクト」を推進し、ごちゃまぜがもたらす暮らし良い街づくりを広げる活動も展開しています。 Share金沢は日本版CCRC(生涯活躍のまち)としても知られ、地域の多世代の人たちが共生し、生涯活躍できる街づくりのモデルとして、全国からの視察が絶えません。 福祉サービス事業を核とした新しい街づくりと、これから実現しようとする佛子園のビジョン、そして、将来の福祉の在り方などについて雄谷さんに伺いました。 ――同じコンセプトを持つ人、事業者が手を取り合って生まれたShare金沢という街を、なぜ、これだけの短期間で築き上げられたのでしょうか。 雄谷さん:国際協力の手法に、プロジェクトサイクルマネジメントというものがあります。私たちが乗り込んで事を始めるのではなく、まず、住民が何に困っていてどんな街に変えていきたいのかを住民主体で考え、それを私たちも共有し、佛子園という組織は黒子役として一緒に取り組むというスタイルです。ですから、最初のコンセプト作りに時間はかけましたが、コンセンサスを基本に住民主体で事業が動くので、そこから街の建設自体は速く進みました。 ――住民と関わり合うために、どのようにきっかけを作っているのですか。 44..--ごごちちゃゃままぜぜががつつむむぐぐ共共生生社社会会――
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