第12回かながわ福祉サービス大賞に寄せて 公益社団法人かながわ福祉サービス振興会 理事長 瀬戸 恒彦 本日は、多くの皆様にご参加いただき、第12回「かながわ福祉サービス大賞」が開催さ れますことを大変うれしく思います。この大会は、介護・福祉事業所及び団体が先進的に取 り組んでいる事例を紹介し、特に優れた事例を顕彰することにより福祉の現場に光を当てる ことを目的として、平成24年に始まりました。コロナパンデミックの影響で開催できなかっ たこともありましたが、13年にわたって継続できますのも、ご支援とご協力をいただいて いる会員の皆様及び協賛企業の皆様のおかげです。心より御礼申し上げます。 私たちは、令和3年度に「かながわ福祉ビジョン2040」を作りました。その中で、高 齢者も、障がい者も、子どもも、笑顔で幸せに生きることのできる共生社会づくりを目指す ことといたしました。私たちが目指す共生社会は、地域の社会資源を総動員し、それぞれが 役割を担うとともに、サービスの担い手と受け手という関係性を超えて、皆が主体的に参画 し、地域の一員として豊かに暮らす社会です。 今回、地域共生社会づくりを進める上で重要な考え方となる「三方良し」をテーマとして 募集したところ、27事例の申し込みがあり、その中から一次審査を通過した8事例が、こ の会場で発表することになっています。かながわ福祉サービス大賞に応募された皆様は、団 体内の取り組みに留まることなく、地域社会を良くするために活動をされており、これから の時代を切り開くチャレンジャーではないかと思います。 本日は、会場に足を運んでいただいた皆様に地域共生社会の躍動を感じていただければ幸 いです。そして、この躍動を止めることなく前進させてまいりますので、今後とも、ご指導 とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=